上田さんが製作した(右から)ピアス、イヤリング、チャーム

上田さんが製作した(右から)ピアス、イヤリング、チャーム

指先を使い極小の折り鶴を作る上田さん(米原市顔戸)

指先を使い極小の折り鶴を作る上田さん(米原市顔戸)

 滋賀県米原市顔戸の会社員上田嘉宏さん(49)が千代紙で折った極小の鶴のアクセサリーを制作し、近くの近江学びあいステーションで販売している。折り鶴は1円玉より小さく、マスクのひもに掛けて飾るチャームをはじめ、イヤリング、ピアスの3種類そろえる。「誰かが喜んでくれるならありがたい」と制作に励んでおり、材料代を除く収益は同ステーションに寄付している。

 上田さんは小学生のころから折り紙好きで、昨春、コロナ禍で外出が減り、小さな折り鶴作りを約20年ぶりに再開。集中できてストレス発散になると熱中した。昨秋、同ステーションで開かれた市民作品展に折り鶴のオブジェを出品したことなどが縁で、今春から販売している。

 上田さんは千代紙を15~21ミリ角に裁断。親指と人さし指の先を器用に使って1個5分ほどで折り、マニキュアを塗り光沢を出す。サイズが異なる鶴を連結させたり、千代紙の紙風船と組み合わせたりして、金具を取り付け完成させる。

 平日は仕事の休憩時間と帰宅後に2時間、休日は5時間近く取り組む日もある。当初はピアスとイヤリングだけだったが、必需品となったマスクをささやかに彩るチャームに着目。さらにかんざしの制作も始めた。「『それなんなの?』って地域のコミュニケーションのきっかけにもなれば」と期待する。

 これまでに計約80セットを作り、約40セットが売れた。山田裕美館長(65)は「特技を持つ住民のPRにもなれば」と話す。市内の美容院や長浜市内の洋服店でも販売している。

 チャーム500円(紙風船付き650円)、ピアスとイヤリングは各1セット千円(紙風船付き1300円)。同ステーション0749(52)3483。