レベル5「緊急安全確保」

レベル5「緊急安全確保」

初の特別警報が京滋に発表された台風18号による大雨で、道路が冠水してボートで救助される住民。レベル5に相当する災害だった(2013年9月、京都市伏見区)

初の特別警報が京滋に発表された台風18号による大雨で、道路が冠水してボートで救助される住民。レベル5に相当する災害だった(2013年9月、京都市伏見区)

 河川の氾濫や土砂災害、大規模な洪水などが発生している状況で、すでに避難所への移動自体が極めて危険になっている。家の2階以上や斜面と反対側の部屋に逃げるなど、端的に「命を守る行動」が必要になる。河川や山の斜面、農地の様子を見に行くことは絶対にしてはいけない。

 市町村からは「緊急安全確保」が発令され、スマートフォンや携帯電話に、緊急速報メールが配信される。気象台が発表する、重大な災害の恐れが極めて高い「大雨特別警報」、河川が実際にあふれた際の「氾濫発生情報」に相当する。

 京都府と滋賀県の過去の災害では、由良川が氾濫して水没バスの屋根に乗客が取り残された2004年の台風23号、国内初の特別警報が出て桂川や由良川があふれた2013年の台風18号、綾部市などで大規模な土砂崩れがあった2018年の西日本豪雨が該当し、いずれも甚大な被害となった。

 レベル5になる前に、レベル4の「避難指示」「土砂災害警戒情報」や、レベル3の「高齢者等避難準備」「大雨警報」が出ている。レベル3~4の段階で、避難所や安全な親戚・知人宅への避難など、安全確保をしておくことが肝心だ。