南丹市の公用車に作られた巣で育つキセキレイ。5~6日に巣立ったとみられる(4日午後3時50分、南丹市園部町)

南丹市の公用車に作られた巣で育つキセキレイ。5~6日に巣立ったとみられる(4日午後3時50分、南丹市園部町)

 京都府南丹市の公用車に巣を作った鳥キセキレイが7日までに巣立った。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、地域にほのぼのとした話題を振りまいた。成長を見守っていた市は「元気に育ってほしい」と願っている。

 市が有害鳥獣駆除で連日使う軽トラックの車台と荷台の隙間に巣作りをし、5羽が5月24日ごろにかえった。餌を運ぶ親鳥の奮闘もあって、6月4日時点では体長約10センチに成長し、特徴の黄色い体色も見られた。2羽は巣に入りきらず、巣の横で親の帰りを待つほどになっていた。

 市農山村振興課によると、週末の5日から6日にかけて巣立ったとみられるという。同課の片山正人課長は「住民からもよく声を掛けてもらった。弱肉強食の自然の摂理の中ではあるが、元気に育つことを祈りたい」と話した。