かやぶきの里に幾筋もの白い弧を描き出した一斉放水(京都府南丹市美山町北)

かやぶきの里に幾筋もの白い弧を描き出した一斉放水(京都府南丹市美山町北)

 京都府南丹市美山町北の国の重要伝統的建造物群保存地区「かやぶきの里」で7日、防火用に設置された放水銃を点検するための一斉放水があった。白い水が幾筋もの弧を描き、観光客が幻想的な風景に見入った。

 5月と12月の年2回、南丹市教育委員会と北村かやぶきの里保存会が行う恒例行事。今年は緊急事態宣言の発令を受けて、日程を延期し、事前に告知せず実施した。

 午後1時半ごろ、集落にサイレンの音が響くとともに、56基の放水銃が作動。約7分間にわたって放水が続き、観光客がカメラやスマートフォンを向けていた。

 訪れた京都府向日市の会社員男性(36)は「偶然、一斉放水を見ることができた。撮った写真をインスタグラムに載せたい」と喜んでいた。

 放水銃は1995年から設置を始め、2002年まで7年がかりで全62基を整備した。