建築設計のアーキエムズ(京都市中京区)の子会社でホテル運営を手掛けるホテルエムズ(同区)は18日、宿泊施設の開発運営で連携するジャパニング(下京区)の全株式を取得した。両社が京都市内で運営する宿泊施設は合わせて約1500室となり、予約管理や清掃の一元化で効率化を進める。訪日客の増加を見据え、来年度中にグループで市内最大級となる2千室、22年度中に3千室を目指す。

 ホテルエムズは京都市内で4棟、計414室を運営する。同社が全株式を取得したジャパニングは、不動産ベンチャーのガーネット(下京区)の宿泊事業を昨年12月に吸収分割し、京都市内に「ジャパニングホテル」など宿泊施設68棟、計1050室を運営している。

 同グループで来年度は、中京区や下京区で100室以下のジャパニングホテルを積極的に展開し、500室程度の新規開業を目指す。ジャパニングが京都駅前で運営する宿泊客の観光案内や荷物配送を行うインフォメーションセンターのサービスを両ホテルに拡大する。また、早ければ来年度中に、両ホテルの宿泊者専用の終日営業レストランを開業し、付加価値の向上を図る。

 アーキエムズの大槻紘平常務取締役は「訪日客は今後も増えるはずで、宿泊施設は足りない。10年、20年先を見据え布石を打ちたい」と話した。