暴力団組長に刑務所収監を逃れさせるため、検察庁に虚偽の回答書を提出したとして、虚偽診断書作成・同行使の罪に問われた康生会・武田病院(京都市下京区)元勤務医の医師(63)の判決が19日、京都地裁であり、齋藤正人裁判長は無罪を言い渡した。求刑は禁錮1年6月だった。

 公判では、検察側は組長が腎移植手術を受けた後、不整脈が出ていないにもかかわらず、組長側の意向を受け、「約3年前のデータを流用し虚偽の診断を行った」と指摘。一方、弁護側は、腎移植後も不整脈の自覚症状があり、病状は改善しておらず「適切な診断だった」と無罪を主張していた。