神楽女が御田舞を舞う中、早苗を手植えする奉仕者たち(京都市伏見区・伏見稲荷大社)

神楽女が御田舞を舞う中、早苗を手植えする奉仕者たち(京都市伏見区・伏見稲荷大社)

 伏見稲荷大社の稲作神事の一つ「田植祭」が10日、京都市伏見区の同大社境内で営まれた。神前に供えられた早苗を菅笠(すげがさ)姿の奉仕者が手植えし、今年の豊作を祈った。


 4月の「水口播種(はしゅ)祭」でまいた種もみから育てた苗を毎年この日に植える。神田は約330平方メートルで、10月の「抜穂祭」で約180キロの米を収穫し、祭神への朝夕の供えなどにする。新型コロナウイルスの影響で、昨年に続いて奉仕者は大社の職員や関係者が務めた。


 本殿での神事に続き、唐櫃(からひつ)に収めた早苗が神田に運ばれた。神田では平安時代の衣装「汗衫(かざみ)」に身を包んだ神楽女が「御田舞(おたまい)」を披露。強い日差しが照りつける中、18人の奉仕者が田に入り、一本一本、丁寧に植え付けていった。