真如堂境内で見頃を迎え、甘い香りを漂わせている菩提樹(京都市左京区)

真如堂境内で見頃を迎え、甘い香りを漂わせている菩提樹(京都市左京区)

 京都市左京区の真如堂(真正極楽寺)で、菩提樹(ぼだいじゅ)の花が見頃を迎えている。本堂南側の巨木に淡黄色の小さな花が鈴なりに咲き、境内一円に甘い香りが漂っている。

 釈迦(しゃか)が菩提樹の下で悟りを開いたといわれ、仏教では聖なる木の一つとされる。インドの菩提樹とは種類が異なるが、中国や日本ではシナノキ科の高木を菩提樹と呼んでいる。日本へは12世紀ごろに伝わったという。

 真如堂の菩提樹は、寺伝などによると樹齢250年ほどとみられる。6月初旬から境内に独特の香りが漂い始め、日当たりのいい部分の花を中心に満開となっている。散歩で通る人たちが足を止め、ぶら下がるように咲く花に見入っている。寺では「境内ではアジサイが満開となり、沙羅双樹(さらそうじゅ)も咲き始めた。初夏の色と香りを楽しんでほしい」としている。