八橋検校をしのんだ法要(京都市左京区・法然院)

八橋検校をしのんだ法要(京都市左京区・法然院)

 京都を代表する菓子「八ッ橋」の名前の由来とされる箏曲の名手・八橋検校(やつはしけんぎょう)(1614~85年)をしのぶ法要が12日、京都市左京区の寺2カ所で営まれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き、参列者数を減らして仏事を中心に催された。

 検校は江戸時代に作曲や演奏に工夫を凝らし、近代箏曲の祖として知られる。法要は菓子事業者が1949年から毎年検校の命日である6月12日に行っている。

 法然院では午前9時から、聖護院八ッ橋総本店(左京区)が「八橋忌 第三百三十七回忌」を催した。同社の役員ら11人が参列し、読経の後に焼香した。

 検校の墓がある金戒光明寺塔頭の常光院では午前11時30分から井筒八ッ橋本舗(右京区)が「八橋祭」を開き、関係者約20人が出席。読経と箏曲の演奏で先人の功績に思いをはせた。同社はこの日、コロナ対応にあたる市に非接触型体温計15台などを寄贈した。