ウニを瓶詰めにする生徒たち(宮津市上司・海洋高)

ウニを瓶詰めにする生徒たち(宮津市上司・海洋高)

 京都府宮津市上司の海洋高海洋技術コースの3年生がこのほど、藻を食い尽くす「磯焼け」を防ぐために捕獲したウニを使った瓶詰めを地元漁業者のアドバイスを受け、試作した。生徒は商品化への課題を調べた。


 養老地区では、放流した貝の餌となる海藻がウニの食害に遭っている。同高は授業の一環で8年前からウニの駆除に協力している。取ったウニは餌の海藻が少ないため実入りは悪く、商品価値は低かった。しかし、駆除を始めたことで、回復した海藻を餌に育ったウニは実入りが良くなっているという。


 そこで商品化の可能性を探るため、今回生徒4人が京丹後市網野町でウニの漁獲や加工をする漁業者3人に指導を受けた。同コースの生徒20人が潜水して駆除したウニ約300個を使用。殻を割って中身を出し、ごみを分けた上で、塩をまぶし瓶に詰めた。


 生徒は「甘くておいしい」と笑顔で、吉田颯花さん(17)は「実入りは思ったより悪かったが、さらに良くなるよう駆除を頑張りたい」と話した。同高によると、商品化に向けては、品質の良いウニを安定供給できるかが課題になるという。