シンポジウム「世界に広がる競技かるた」(大津市神宮町・近江神宮)

シンポジウム「世界に広がる競技かるた」(大津市神宮町・近江神宮)

 シンポジウム「世界に広がる競技かるた」が13日、「かるたの聖地」とされる近江神宮(大津市神宮町)で開かれた。普及に取り組む日本人や海外選手ら7人が、競技かるたを世界でさらに普及させるために議論した。

 アニメ化、映画化された漫画「ちはやふる」の影響もあり、競技かるたは海外16カ国・地域に22のかるた会がある。2018年、19年には世界大会が大津市で開かれた。

 全日本かるた協会の海外普及担当者で米国からオンラインで参加したストーン睦美さんは「20年前にはなかった状況が生まれている。日本選手を海外へ講師として派遣する組織的な取り組みを」と力説した。

 映画「ちはやふる―結び―」に出演した女優の優希美青さんは「海外向けドラマといった形で競技かるたを描いた新たな作品が生まれれば」と提案。歌人の林和清さんは「普及が日本文化に関心を抱く扉になる」と期待を寄せた。

 フランスの選手は「世界大会をたくさん開催してほしい」と要望。インドネシアのかるた会からは「札や練習用の畳の入手が難しい」といった課題も寄せられた。

 シンポジウムは全日本かるた協会や大津市などが共催した「2020インターナショナル小倉百人一首かるたフェスティバル」(5月22日~6月13日)の一環。最終日に開催した。