左側のセンサーで水位を検知し、用水路から田んぼに水を引き込むゲートが自動で開閉する(京都府南丹市八木町)

左側のセンサーで水位を検知し、用水路から田んぼに水を引き込むゲートが自動で開閉する(京都府南丹市八木町)

 京都府南丹市八木町諸畑の農事組合法人「木喰(もくじき)の郷(さと)もろはた」が、水田などの水管理を自動化した。センサーが水位を検知して、水を引き込むゲートが開閉し、水位を適切に保つ。水の見回りは重労働で、農作業の省力化や夏の熱中症防止に役立つと期待される。市内では初の導入という。

 同法人はコメや小豆などを計約25ヘクタールで耕作している。組合員の大半を60代以上が占める中、自動の田植え機を昨年配備するなど、農作業を自動化する「スマート農業」に力を入れている。

 水管理の機器は6月上旬に使い始めた。毎日午前8時に作動するように設定。同時刻の時点で、設定水位に達していない場合にゲートが開き、目標に到達すると自動でゲートが閉じる。計7台を設置し、約7ヘクタールをカバーする。

 従来は組合員が見回って手動で門を開閉。水が目標まで入っているかを確認するため、何度も足を運ぶ必要があった。松本武美代表理事(77)は「導入して間もないが、大変楽になった」と効果を実感する。

 パソコンやスマートフォンから稼働状況を確認したり、ゲートを開閉させたりもできる。松本代表理事は「今後の農業に省力化は重要。スマート農業化を進めたい」と話した。