京都府が設けた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場(15日午前9時35分、精華町・けいはんなプラザ)

京都府が設けた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場(15日午前9時35分、精華町・けいはんなプラザ)

 京都府が府内2カ所に設けた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で15日、高齢者への接種が始まった。事前に予約した人たちが各地から訪れ、この日は両会場で計1258人が接種を受けた。

 会場は、亀岡市の府立京都スタジアム(サンガスタジアム京セラ)と精華町のけいはんなプラザに設置。米モデルナ製のワクチンを使用し、両会場合わせて1日当たり最大2400人に接種できる。

 府立京都スタジアムでは、バックスタンドとメインスタンド側の屋内の2カ所に接種会場が設けられ、医師や看護師ら約100人が業務に当たった。サッカーJ2京都サンガFCの選手の写真を使った案内看板があちこちに置かれた。

 府によると、この日接種を予定する約400人のうち9割が亀岡市民という。接種を終えた同市の女性(66)は「病気で自宅療養している広島県の友人に会いにいくため、どうしてもワクチンを早く受けたかった」といい、病院で取った後日の予約をキャンセルして大規模会場を選んだという。

 けいはんなプラザでは午前9時の開始を前に、約1時間前から高齢者が次々に来場。受け付けを済ませた後、指定されたルートを通って問診や接種のブースへ移動。経過観察も合わせて30分ほどで終えた。

 京田辺市の男性(72)は市の集団接種を予約したが、1回目が7月29日だったため、医療機関での個別接種に予約を変更。その後に府の大規模接種を知り、さらに予約を取り直した。「3回予約を取ることになったが、医療機関より約2週間早く接種できた」と喜んだ。