プログラムの1場面で、ダジック・アースに投影されたキトラ古墳の星図

プログラムの1場面で、ダジック・アースに投影されたキトラ古墳の星図

 壮大な宇宙の物語に思いをはせつつ音楽を楽しむプログラムが、京都ゆかりの音楽学者と科学者、気象予報士の協力で完成した。デジタル地球儀「ダジック・アース」に投影される惑星の画像と楽曲演奏を組み合わせた作品で、動画投稿サイト「YouTube」で配信している。

 荒川恵子京都女子大准教授(音楽教育学)と齊藤昭則京都大大学院准教授(地球惑星科学)らのグループ「『天体と音楽』実行委員会」が企画。テレビでも活躍する京都市在住の気象予報士・前田智宏さんを解説者に迎えたことで、視聴者を引き込む分かりやすい解説が実現した。

 齊藤准教授が開発したダジック・アースは球状スクリーンに地球や惑星のデータ画像を映し出すシステム。プログラムでは、国際宇宙ステーションから撮影したオーロラ、キトラ古墳の天井に描かれた星図などを映した直径4メートルのアースの前に前田さんが立ち、飛鳥時代のキトラ古墳にオリオン座が描かれていることなどを語る。続いて「彼方(かなた)の光」「プレイアデス舞曲」などの楽曲が演奏される。

 前田さんは「新型コロナウイルス禍の今こそ空を見上げてほしい」と語り、荒川准教授と齊藤准教授は「音楽と科学、両方の知的好奇心の引き出しを広げて」と期待を寄せる。

 YouTubeサイトから「天体と音楽2021」で検索すると1テーマにつき10分程度の動画8本が見られる。