ATMで利用限度額の引き下げ設定を説明する向日町署署員(京都府向日市上植野町・向日町郵便局)

ATMで利用限度額の引き下げ設定を説明する向日町署署員(京都府向日市上植野町・向日町郵便局)

 京都府警特殊詐欺対策室と向日町署は公的年金支給日の15日、管内の金融機関で利用者に現金自動預払機(ATM)の引き出し限度額引き下げを呼び掛けた。この日、府内25署が金融機関と連携し、高齢者らを対象にした啓発活動を一斉に行った。

 向日町郵便局(京都府向日市上植野町)では、署員らが高齢者らにチラシを手渡し、キャッシュカードをだまし取られる被害が増えていることや、利用限度額を見直すことで被害を最小限に食い止められることなどを説明。約1時間で7人が限度額の引き下げに応じた。

 ATMで設定を行った近くの女性(77)は「何かあってからでは遅いので、事前に防げる手だてができて安心した」と話した。同対策室の藤井康伯室長補佐(58)は「被害を最小限にするため準備として、利用額の引き下げ設定をしてほしい。金融機関と連携し、対策を強化していきたい」と話した。