甲賀市役所

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 滋賀県甲賀市の地域市民センターで、市条例や規定に違反し、保存期間が終了した住民基本台帳データを長年、センター長の机に保管して目的外の利用をしてきたことが15日、分かった。市は関係者の処分を検討する。

 市によると、住民データは要援護者の把握や自主防災組織の整備のために当時のセンター長が取得したが、目的を終えて破棄すべきところを机に保管。代々のセンター長3人に引き継がれ業務日誌などに利用されていた。市は認定していないが、元職員によると、家族の証明書を取りに来た住民に家族の生年月日を教えたほか、証明申請の生年月日の間違いを行政側で直す事務処理も行われていたという。

 市の説明では、データ取得時期は不明だが2012年ごろとみられるという。

 今年1月に元職員から公益通報があり発覚した。元職員は「私が気づき、センター長に指摘したが聞き入れられず、退職を機に通報せざるをえなかった」と話す。

 市は「個人情報の適性管理を各部署に通知した。再発防止に努める」としている。