廃案を求めて声を上げる市民たち(京都市中京区)

廃案を求めて声を上げる市民たち(京都市中京区)

 京都市で15日、土地利用規制法案に反対する市民約50人がデモ行進し、「住民への監視を強化し、政府に抗議する声を封じ込める悪法だ」と訴えた。

 特定秘密保護法に反対する市民団体「ロックアクション・京都」などが呼び掛けた。参加者は「強行採決反対」のプラカードを掲げて中京区の市役所前から河原町通を南下し、マイクで思いの丈を語った。

 弁護士の男性(77)は、自衛隊や海上保安庁、米軍基地関連の重要施設が府内に58カ所あると指摘。「法案は施設の1キロ以内を注視区域に指定するが、同様の規定があった戦前の要塞(ようさい)地帯法は15キロだった。範囲は今後いくらでも広げられる」と懸念を示した。

 陸上自衛隊桂駐屯地(西京区)の近くで暮らす女性(67)は「平和的な抗議活動であっても懲役や罰金を考えると、どうしても声を上げにくくなる。廃案にすべき」と求めた。