前原誠司元外相

前原誠司元外相

 国民民主党の前原誠司元外相(衆院京都2区)や日本維新の会の馬場伸幸幹事長が代表世話人を務める超党派勉強会は、国・自治体の在り方を示す「創造的改革推進基本法案」の骨子をまとめた。16日に国会内で開いた総会で了承された。

 勉強会は「新しい国のかたち(分権2・0)協議会」。地域主権や統治機構改革をテーマに昨年6月に設立した。維新や国民のほか立憲民主党の議員も参加し、1年間の議論の成果として、改革の道筋や手順を示す「プログラム法」に仕立てた。

 自律分散協調型社会や新しい公共政策システムの構築、自立した安全保障体制の確立を理念に掲げた。都道府県や市町村の見直し、参議院の地域代表化、学校教育の原則無償化、ベーシックインカムなどの創設を基本方針に記した。国会議員や自治体の首長、有識者らでつくる「創造的改革推進会議(仮称)」を内閣に設置し、法施行後1年以内に基本計画、2年以内をめどに実施計画を策定する。

 記者会見した前原氏は、少子高齢化や国際競争力低下といった日本の構造問題を解決するための「処方箋になるもの」と強調。次期衆院選後を念頭に「法案をブラッシュアップして国会に提出し、実現のための努力をする」と意欲を語った。

 たたき台づくりに関わった京都選出の元参院議員の松井孝治慶大教授も同席し「前原さんとの友情はあるが、政党は政策を議論してほしいという思いを込めて手伝った。これを起爆剤に自民党でもちゃんと議論してもらいたい」と政界の意識改革を促した。