23日のオンライン観光で紹介するワイキキビーチの様子(米ハワイ州オアフ島)=新田会館提供

23日のオンライン観光で紹介するワイキキビーチの様子(米ハワイ州オアフ島)=新田会館提供

 新型コロナウイルス禍で旅行などの外出を控える状況が続く中、滋賀県草津市木川町のコミュニティーセンター「新田会館」は、県内の観光名所とビデオ会議アプリ「Zoom」で結ぶ「オンライン観光」の取り組みをしている。地域の高齢者らに好評といい、23日の開催分は特別編として米国ハワイ州と結び現地の様子を伝える。「コロナで沈んだ気分を常夏のハワイのように晴らしてもらえれば」としている。

 新田会館は、同市のNPO法人「心輪」が管理運営を担う。取り組みは、地元高齢者らのつどいの場になっている1階のサロンで4月から始めた。

 初回は、近場の水生植物公園みずの森(同市下物町)。65インチの大画面に園内で咲き誇る花々や植物の開花状況を映し出し、園長が見どころを伝えた。約20人の高齢者が参加したが、訪れたことがない人が多く、「花に気持ちが慰められた」「また、ええとこ連れて行ってや」などとの声が上がったという。

 ハワイ編は、橋詰雅章館長(62)の友人で現地に住む男性が案内役を引き受け、実現した。当日は午前11時から20分程度、日本人に人気が高いワイキキビーチの様子やダイヤモンドヘッドを紹介し、参加者の質問にも答える。現地時間は夕方といい、散歩気分を味わってもらう。

 ハワイ気分を盛り上げるために、折り紙製のハイビスカスの首飾りを作ったり、ハワイに関するミニ知識も事前学習したりした。

 今後も月1回程度開催する予定。市内の観光スポットを基本に、2カ月に1回の頻度で、県内の社寺や城なども中継で結ぶという。