とんちで知られる「一休さん」が松竹新喜劇の新作となり、京都・南座(東山区)の7月公演で初演される。一休さんを演じるのは「昭和の喜劇王」藤山寛美の孫で京都市出身の藤山扇治郎(せんじろう)(34)。公演に先立ち、一休ゆかりの酬恩庵(しゅうおんあん)一休寺(京田辺市)を訪問した。=敬称略

 一休さんの愛称で親しまれる室町時代の禅僧・一休宗純(そうじゅん)(1394~1481年)は、後小松天皇の落胤(らくいん)とも言われ、6歳で京・安国寺に入った。求道精神や俗世への批判・風刺を失わなかったとされ、江戸時代の逸話集「一休咄(ばなし)」を基に子どもにも知られるようになった。1970年代に始まったテレビアニメも人気を集めた。