今年の祇園祭について、会見する八坂神社と山鉾連合会の関係者ら(17日午後2時、京都市東山区・八坂神社)

今年の祇園祭について、会見する八坂神社と山鉾連合会の関係者ら(17日午後2時、京都市東山区・八坂神社)

2019年の祇園祭前祭の山鉾巡行(京都市下京区)

2019年の祇園祭前祭の山鉾巡行(京都市下京区)

今年の祇園祭で一部山鉾が復活させる鉾建ては、くぎを使わず木部を縄で固定する技法で組んでいく(2018年7月10日撮影、京都市下京区・四条通新町東入ル)

今年の祇園祭で一部山鉾が復活させる鉾建ては、くぎを使わず木部を縄で固定する技法で組んでいく(2018年7月10日撮影、京都市下京区・四条通新町東入ル)

 日本三大祭の祇園祭について、八坂神社(京都市東山区)と祇園祭山鉾連合会は17日、一部の山鉾保存会が、山鉾を組み立てる「山鉾建て」を2年ぶりに実施すると明らかにした。山鉾巡行の中止が2年連続で決まり、山鉾を長期間建てないことで組み立て技術の継承や懸装品の保全に悪影響が出かねないとの懸念が根強かった。新型コロナウイルスの感染拡大が見通せない中、連合会は「観覧を控え、静かに見守ってほしい」と異例の要望を行った。


 山鉾建てを行うのは34ある保存会のうち長刀鉾や函谷鉾、月鉾など18。会見では、巡行順を決めるくじ取り式も2年ぶりに行うことを正式に発表した。曳き初めは行わない。


 山鉾巡行は、昨年に続き、各山鉾保存会の代表が歩いて八坂神社の四条御旅所まで巡行することが決まっている。八坂神社の神輿渡御も、昨年と同様に精霊をうつした榊(さかき)を運ぶ「御神霊渡御祭」が行われる。