無数のお札が貼られている「縁切り縁結び碑」。中には、東京五輪中止を願うお札もあった(京都市東山区・安井金比羅宮)

無数のお札が貼られている「縁切り縁結び碑」。中には、東京五輪中止を願うお札もあった(京都市東山区・安井金比羅宮)

 悪縁を切り、良縁を結ぶ神様として知られる安井金比羅宮(京都市東山区)の境内の碑に、「『オリンピックやめろ』と書かれた形代(かたしろ)(※お札)が貼られている」と、インターネット上で話題になっている。

 安井金比羅宮の境内には、幅3メートル、高さ1・5メートルほどの「縁切り縁結び碑(いし)」があり、さまざまな願いが書かれたお札がびっしりと貼られている。話題に火をつけたのは、今月15日にツイッターに投稿された「『JOC解体』『オリンピックやめろ』の形代が貼られており、崇徳天皇がどう出るかかなり注目している」との書き込みとみられ、投稿から2日でリツイート数は1万7千件、「いいね」は2万9千件を超えている。

 記者が17日正午ごろに訪ねると、「今回のオリンピックやっぱり中止でお願いします」とのお札1枚が確認できた。

 安井金比羅宮は平安時代末期、保元の乱で敗れ、讃岐に配流された崇徳天皇(上皇)らが祭神。上皇が一切の欲を断って讃岐の金刀比羅宮にこもったことから、古来より断ち物の神社とされる。また、配流により側室と引き離された上皇が、世の人々を同じようなつらい目に遭わせぬよう、悪い縁を切り、良縁を結ぶことを願ってくれるという。

 鳥居肇宮司は「話題になっているのは全く知らなかった。人によりお願いはさまざまなので…」と苦笑する。「五輪が中止になるか開催されるかは、それこそ、やおよろずの神のみぞ知ること。正しい決定がされることを望むだけです」