5月の連休明けに河川敷に放置され地元住民が回収したゴミ(笠置町)

5月の連休明けに河川敷に放置され地元住民が回収したゴミ(笠置町)

5月の連休明けに河川敷に放置されたたき火のあと(笠置町)

5月の連休明けに河川敷に放置されたたき火のあと(笠置町)

 京都府笠置町の木津川の河川敷で近年、行楽客がキャンプをしてごみを放置するマナーの悪い行為が続いている。緊急事態宣言発令により笠置キャンプ場が閉鎖されて以降、さらに目立つという。ごみは住民が片付けており、キャンプシーズンの夏を前に地元は頭を悩ませている。

 地元住民によると、5月の休日明け、潜没橋(沈下橋)の河川敷に、ごみが捨てられていた。多い時は45リットル袋で10袋、空き缶やペットボトルだけでなく、バーベキューに使ったとみられる炭や網もそのままになっていた。それまでにも、たき火の燃え残りやたばこの吸い殻、花火やシュノーケルなどの遊び道具、紙おむつもあった。

 町内には人気の笠置キャンプ場があるが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、4月末から閉鎖している。この間、別の河川敷に車で乗り入れてバーベキューをする人の姿が目立つという。

 同町有市の北口隆吾東部区長(68)は「ごみ袋に入れても、一晩たつとカラスがつついてすぐに散乱してしまう。キャンプをしたければマナーを守ってほしい」と要望する。

 河川敷を管轄する近畿地方整備局木津川上流河川事務所伊賀上野出張所によると、木津川沿いの河川敷ではバーベキューなど火を使った行為は禁止されていない。また、釣りをする人もいるため河川敷の立ち入りも禁止していない。

 同整備局は4月下旬、ごみの持ち帰りを促す看板を設置したが、放置はやまず、住民らは対策を強めるよう訴える。町は不法投棄のパトロールを年2回から月1回に増やす計画を示す。税住民課の石原千明課長は「パトロール強化で抑止に努めたいが、ごみの放置に対しては具体的な案が出ていない」と話した。