映画撮影で使われた道具や壁飾りが残され、見学者に公開されている旧質美保育所(京丹波町質美)

映画撮影で使われた道具や壁飾りが残され、見学者に公開されている旧質美保育所(京丹波町質美)

 2月から全国公開されている映画「あの日のオルガン」の撮影地となった京丹波町質美の旧質美保育所で、週末ごとの見学者向け公開が始まった。作品中に登場するブランコや同型のオルガンも並べ、訪れた人たちは映画の世界に浸っていた。

 映画撮影は昨年3月に行われ、旧質美保育所は第2次大戦中に集団疎開する保育園として登場する。作品公開に合わせ、京丹波を「映画・映像のまち」としてPRしようと、地元の質美笑楽講管理運営委員会などが見学者の受け入れを始めた。

 木造の建物内には、撮影で使われた看板やブランコ、折り紙の花などがそのまま飾られている。物語で重要な役割を果たすオルガンは映画と同じ型式を入手し、実際に触れることもできる。地元ボランティアら15人が交代で案内し、見学者たちは記念撮影したり、ロケ当時の話を聞いたりして楽しんでいた。

 かつて同保育所で働いた経験もある案内ボランティアの横田里美さん(59)=福知山市三和町=は「映画の舞台となって感慨深いものがある。多くの人に見てほしい」と話す。

 見学は5月17日までの毎週土、日曜の午前10時~午前11時半と午後1時~午後3時。3月21日は、映画の衣装を再現した服を着て写真を撮る趣向もある。