タンクに漬け込まれる城州白(城陽市奈島・城陽酒造)

タンクに漬け込まれる城州白(城陽市奈島・城陽酒造)

 京都府山城地域唯一の造り酒屋である城陽市奈島の城陽酒造で、梅酒の仕込みが始まった。地元特産の梅「城州白(じょうしゅうはく)」の甘い香りが立ちこめる酒蔵で連日、直径5センチ近い完熟の実がタンクに漬けられている。

 城陽酒造の島本稔大社長(49)によると、今年は梅の花が付いた時季が例年より早く、受粉が不調だった。「育った数が少ない分、大きく質の良い城州白になった。いい梅酒ができる」と期待を込める。8トンほどの実を使って約2万リットルの原酒を製造するという。

 蔵人は、洗浄や選別を済ませた黄色の実約400キロずつを網に入れて、液糖と醸造アルコールが入ったタンクに沈めている。

 作業は7月上旬まで続く。来年春まで梅を漬け込んだ後、3年以上熟成させて、出荷する。