演習場外への着弾について三日月知事(左)に謝罪する酒井幕僚長=24日午前9時5分、滋賀県庁

演習場外への着弾について三日月知事(左)に謝罪する酒井幕僚長=24日午前9時5分、滋賀県庁

 滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で訓練中に発射された120ミリ迫撃砲弾1発が敷地境界を越えて山林に落下した問題で、陸自中部方面総監部(兵庫県伊丹市)の酒井秀典幕僚長が24日、滋賀県庁を訪れ三日月大造知事に謝罪した。一方、高島市の現場では朝から着弾地点や破片などを確認する作業を隊員約100人態勢で行っている。

 饗庭野演習場では2015年以降、場外への着弾事案が今回を含めて4件発生している。三日月知事は「再発防止に努めると言っていた中での再びの事案。遺憾と言わざるを得ない」と厳しい口調で述べ、酒井幕僚長は「深刻に受け止め、信頼の回復に努める」と頭を下げた。

 面談は冒頭を除き非公開で行われた。終了後、三日月知事は23日の事案発生時、陸自よりも先に現場近くの工事作業員から県に一報があり、県から陸自に状況を問い合わせたと説明。「昼前から夕方にかけて事態が分からないまま、確認に追われた」として、酒井幕僚長に情報提供の仕方や連絡体制の改善を求めたと述べた。

 県によると、陸自側から県への報告は発生から1時間15分後の23日午前11時55分ごろだったという。