特任園長に当選したケープハイラックスのちいちゃん(京都市左京区・市動物園)

特任園長に当選したケープハイラックスのちいちゃん(京都市左京区・市動物園)

 京都市動物園(京都市左京区)の1年間の顔役を決める第4代特任園長選挙の結果が21日発表された。今回はミニブタなど「コロンとした姿」が特徴の5頭が候補となる中、笑顔のような表情が特徴のケープハイラックスの「チィちゃん」が有効投票数の3割を占める得票で勝利。4月1日から動物園のPRなどで前面に立つ。

 投票は2月10日から3月5日まで園内で受け付けた。ほかに立候補したのはアジアゾウやニホンアナグマ、ミニブタ、ツキノワグマ。飼育員が撮影したとっておきの写真でかわいさを競い、4875人が投票した。

 ケープハイラックスは、遺伝的にゾウやジュゴンに近い動物といい、アフリカやアラビア半島に生息。国内では16園館で飼育されている。チィちゃんは4歳の雌で、動物園の再整備に合わせて4年前に来園。口角が上がり、穏やかな表情をしているのが特徴で、投票では1495票を獲得、次点のアジアゾウ「春美カムパート」に大差を付けた。

 特任園長委嘱状を受け取った飼育員の黒田恭子さん(33)は「5頭の中で一番マイナーだったので、結果に驚いた」と喜んだ。黒田さんが飼育施設前で当選お披露目のガイドを始めると、チィちゃんは殺到した来園者に戸惑いながらも勝利記念の餌をほおばった。