水上用の担架を使って水難者に見立てた人形を岸まで運ぶ京丹後署員(手前)=京丹後市網野町・八丁浜海水浴場

水上用の担架を使って水難者に見立てた人形を岸まで運ぶ京丹後署員(手前)=京丹後市網野町・八丁浜海水浴場

 海開きを控え、海上保安庁と京都府警京丹後署、京丹後市消防本部などが、同市網野町の八丁浜海水浴場沖で、水難者の救助訓練を合同で行った。海保の巡視艇やヘリコプター、同署の水上バイクが出動し、連携手順を確認した。

 水難救助の技術向上と連携強化を目的に毎年行っている。海保によると同市内では昨年、5人が遊泳中での水難事故に遭い、うち3人が亡くなった。いずれも海水浴場が開設していない場所での事故だったという。

 先月24日に行われた訓練では、5機関・団体計55人が参加。強い南風により遊泳者4人が沖合に流されたとの想定で始まった。巡視艇が沖合で漂流する遊泳者に見立てた人形を発見し、海保の救助隊員がゴムボートで近づいて人形を引き上げ、水上バイクに乗った京丹後署員に引き渡した。

 その後、市消防本部の救助隊員が人形に胸骨圧迫による心肺蘇生法の動作を繰り返した。海保のヘリで降下した救助隊員が水難者を引き上げる訓練も行われた。