迫撃砲弾の着弾地点とみられる山林の斜面を調べる自衛隊員。木の幹が大きく損壊している(23日午後3時34分、高島市朽木荒川)

迫撃砲弾の着弾地点とみられる山林の斜面を調べる自衛隊員。木の幹が大きく損壊している(23日午後3時34分、高島市朽木荒川)

 滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場で迫撃砲の砲弾が場外に落下した問題で、岸信夫防衛相は25日の会見で「国民の生命、財産を守る自衛隊がこのような事態を起こし、申し訳なく思っている」と謝罪した。


 同演習場では6年間で4度目となる場外着弾事案で、岸氏は「深刻に受け止めている。原因究明とともに、過去の事案の教訓も踏まえ演習場の安全管理要領を再点検し、再発防止に取り組みたい」と述べた。23日に高島市の福井正明市長に電話で謝罪したことも明らかにした。


 饗庭野演習場では、原因究明と再発防止策の徹底を図るまで全ての実弾射撃を中止する一方、他の演習場では従来通りの射撃訓練を実施する。岸氏は「実弾射撃訓練については再度、安全教育を徹底したい。私から現場に厳しく指示を出す」と、理解を求めた。