大津市職員にマスクを手渡す大田一博院長(中央)=同市下阪本6丁目・輝生産婦人科内科小児科医院

大津市職員にマスクを手渡す大田一博院長(中央)=同市下阪本6丁目・輝生産婦人科内科小児科医院

 日本から台湾への新型コロナウイルスワクチンの無償提供に感謝の気持ちを表すマスク40万枚が、台湾から大津市内の医療機関に届き、滋賀県と大津市、京都市に寄贈された。

 輝生産婦人科内科小児科医院(大津市下阪本6丁目)の院長で台湾出身の大田一博院長(73)が先月末、台湾の新聞「自由時報」で恩返しを呼び掛けたところ、現地のマスクメーカー「南六公司」から申し出があった。台湾の医師でつくる団体「福和会」が協力して200箱が同医院に届けられた。

 25日に寄贈式があり、県へ20万枚、大津市と京都市へ各10万枚が渡された。大田院長は「日本も苦しい時期なのにふるさとを助けてくれ、涙が出るほど感動している。ご恩返しとして困っている人たちに使ってほしい」と話した。

 大津市は市役所に手続きで訪れた一人親世帯の人を対象に8月に配布する予定。県と京都市は福祉施設や医療機関、生活困窮者への配布を検討するという。