コロナ禍によって閉鎖された海水浴場での遊泳の危険性を訴えるポスター(舞鶴市下福井・舞鶴港湾合同庁舎)

コロナ禍によって閉鎖された海水浴場での遊泳の危険性を訴えるポスター(舞鶴市下福井・舞鶴港湾合同庁舎)

 第8管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は、新型コロナウイルス感染防止のために開設されなかった海水浴場や自然海岸で昨年、遊泳者の事故が相次いだとして注意を呼び掛けている。シーズンに向け、海開きした海水浴場での遊泳を求める啓発ポスターを作成した。

 同本部によると、管内の島根県から福井県までの5府県で昨夏、遊泳や釣りなどのマリンレジャー中に人身海難事故に遭った42人(死亡・行方不明は9人)のうち、開設が中止された監視員のいない海水浴場や自然海岸での遊泳中の事故者は31人に上り、府内では10人中8人を占めた。

 昨年は府内23カ所の海水浴場中、八つが開設されなかった。府によると、今年は舞鶴市と京丹後市、伊根町の7海水浴場が開設中止を決めたという。

 ポスターはA2、A3判の2種類で、「誰も見ていないからが危険です!」と記し、開設されていない海水浴場での遊泳禁止を求めている。同本部は「保護者が子どもから目を離した隙や、飲酒の影響時での海難事故も起きている」とし、ポスター掲示やパトロールを通して注意を呼び掛ける。