記者会見で政界引退を発表する伊吹氏(28日午後0時3分、京都市上京区・京都府庁)

記者会見で政界引退を発表する伊吹氏(28日午後0時3分、京都市上京区・京都府庁)

 自民党の伊吹文明元衆院議長(83)=京都1区=が28日、次期衆院選に立候補せず、政界を引退する意向を明らかにした。京都市上京区の京都府庁で同日正午から記者会見し、引退理由について「家内も事務所スタッフも年相応に身体能力が低下している。次の選挙に出て当選して、無理をさせるのは難しい」と述べた。

 また伊吹氏は「僕自身は摂生して大丈夫という思いもあるが、任期中に病気になったり、万一のことがあったりすれば選挙区の皆さまにご迷惑を掛けることになる。しっかり後継を当選させて、引き継いでいかなければならない。そういうことを思い、今回の決定になった」とも述べた。

 京都1区の後継については「国会議員の職は主権者の主権を預かっており、個人のものではない」として世襲を否定。「地縁や血縁がある人から選んでほしい」と述べ、地元の地方議員らでつくる選考組織で決めるとした。

 伊吹氏は京都市出身で京都大卒。旧大蔵省(現財務省)を経て1983年に初当選し、12期目。文部科学相や財務相、党幹事長などを歴任し、衆院議長も務めた。衆院では現職最高齢である伊吹氏の去就が注目されていた。