日本百貨店協会が22日発表した京都市内4百貨店の売上高は、前年同月比0・9%増の173億5429万円と2カ月ぶりのプラスに転じた。中国の春節(旧正月)に伴う大型連休期間の来店客が増え、雑貨や宝飾が伸びた。寒さが和らぎ、春物衣料も好調だった。

 春節休暇を利用して訪れる中国人客を狙って各店は免税カウンターなどを強化。大丸京都店(下京区)は期間中の10日間、化粧品やブランド品売り場の営業時間を午後9時まで1時間延長して需要の取り込みを図った。

 中国政府による転売を目的とした国外での代理購入の規制強化を受け、「春節特需」は伸び悩みも予想されたが、4百貨店では訪日客に人気の化粧品が6・8%増え、貴金属や宝飾品も16・5%増と大きく伸びた。

 暖かくなり、春物衣料が順調に伸びたほか、一部店舗では入学・卒業シーズン向けの衣料販売が好調に推移し、収益の要となる婦人服が2・4%増えた。

 一方、バレンタイン商戦は盛り上がりを欠き、生鮮食品や総菜も振るわなかったため、食料品は2・0%減と苦戦。食堂も8・3%減と低迷した。

 3月は、桜の開花に合わせて訪れる行楽客や訪日外国人の増加を見込む。

 4百貨店は大丸京都店、京都高島屋、藤井大丸、ジェイアール京都伊勢丹。京都伊勢丹はJR大阪駅ビル内商業施設「ルクア1100」に入居する系列店舗の売上高を合算した。