不動明王の滝で五穀豊穣や地区の安全を願う住民ら(京都府南丹市美山町下)

不動明王の滝で五穀豊穣や地区の安全を願う住民ら(京都府南丹市美山町下)

 京都府南丹市美山町の下区で、このほど恒例の「不動尊の滝祭り」があった。住民らが地元の「不動明王の滝」で地区の安全や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 下区には、一乗谷の戦いで織田信長に追われた朝倉一族が滝に逃げ込んで信仰する不動明王の像を置いたところ、一条の光が差し込み無事に生き延びることができた、との伝承が残る。説話にちなんで、毎年6月28日に大祭を開いている。

 住民たちは地元の八旛宮で安全を祈願した後、約20人が登山口から20分ほど歩いて、滝(高さ約15メートル)に到着。手を合わせて1年の健康や豊穣を願った。参加した男性(76)は「集落の住民が元気に1年を過ごせるよう祈った」と話した。