京都府警本部

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ヤミ金仲介サイト事件の構図

ヤミ金仲介サイト事件の構図

 多重債務者らの名簿をヤミ金業者に売る目的で、個人情報を収集する仲介サイトを無登録で営んだとして、京都府警生活保安課と中京署は29日、貸金業法違反の疑いで、千葉市のサイト運営者ら30代の男4人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 ヤミ金被害に詳しい司法書士によると、同様のサイトは多数存在しており、ヤミ金業者が顧客を集める手段になっている。捜査関係者によると、金銭の貸し借りの間を取り持つ媒介業者の摘発は全国的に珍しいという。

 捜査関係者の説明では、男らは三つの仲介サイトを運営。「99%の融資率」「ブラックの方でも大丈夫」とうたい、金策に困った多重債務者らを集客していた。直接の貸し付けは行っておらず、登録者の名前や携帯電話の番号などを名簿にして、多数のヤミ金業者に販売していた。ヤミ金業者は名簿をもとに多重債務者らに電話で連絡をとり、高金利で貸し付ける仕組みだった。

 捜査関係者によると、4人は共謀して昨年1月、三つの仲介サイトを無登録で運営し、利用者3人分の名簿をヤミ金業者の男に販売して、業者が利用者に13万円を貸し付ける媒介をした疑いが持たれている。

 府警は昨年1月、サイト運営者の男が社長を務めていた東京都内の会社を家宅捜索。ヤミ金業者の男を貸金業法違反の疑いで逮捕するなどして、捜査を進めてきた。