善家節子さんの遺体が見つかったアパート(京都市南区久世上久世町)

善家節子さんの遺体が見つかったアパート(京都市南区久世上久世町)

 昨年6月、京都市南区のアパートで住人の善家節子さん=当時(90)=が遺体で見つかった殺人事件は、30日で未解決のまま1年を迎える。京都府警捜査本部(南署)は防犯カメラの解析などを続けているが、捜査は長期化しており、善家さんの友人は「一日でも早く犯人が捕まってほしい」と願っている。

 南区久世上久世町のアパートで善家さんの遺体が見つかったのは、昨年6月30日午前7時ごろ。首にはひも様のもので絞められた痕があり、室内に荒らされた形跡はなかった。司法解剖の結果、30日早朝に殺害されたとみられる。

 善家さんと10年近い親交があった近所の女性(79)は「朗らかで誰かに恨まれるような人じゃなかった。地域で事件の話題が出るたびに寂しい気持ちになる」と語った。善家さんの長女(68)は府警を通じ「1年前と状況は変わらないが、今後も警察の捜査に協力したい」とコメントした。

 捜査本部はこれまで延べ約1万3700人の捜査員を投入し、付近の防犯カメラ解析や住民への聞き込みなどを進めている。情報提供は南署075(682)0110へ。