農牧学校資料館のホームページの刷新作業

農牧学校資料館のホームページの刷新作業

府農牧学校資料館の館内

府農牧学校資料館の館内

 須知高(京都府京丹波町豊田)の2年生が、校内にある「府農牧学校資料館」の秋の一般開放に向け、展示のリニューアルに取り組んでいる。生徒たちは来場者が理解しやすいよう、農牧学校時代の教科書の翻訳や解説パネル作りを行っているほか、資料館のホームページ(HP)も刷新。「資料館を通して学校の歴史を身近に感じてほしい」と作業に励んでいる。

 資料館は農牧学校で主任教師を務め、農業教育の礎を築いた米国人ジェームス・オースティン・ウィード(1835年~没年不詳)にまつわる資料を展示する。普段は一般向けに開かれていないが、地域との交流を目的とした「須高感謝祭」で毎秋公開。今年は10月に予定しており、生徒たちは総合学習の一環で今春から始めた。

 2年山下愛佳さん(16)は、ウィードが使用していた英語の教科書の日本語訳に当たっている。翻訳するのは、約150年前に牧畜について書かれた1冊の12ページ。山下さんは「一つの文章が長く、現代ではあまり使われていない単語もある」と苦労をにじませる。自作の単語帳に頻出する専門用語を記し、照らし合わせながら訳していく。一方で「意味が分かってきれいな日本語にできるとうれしい。自分の勉強にもなる」と笑う。

 このほか展示している資料の目録やHP刷新のための文章の構成などを、12人の生徒が計4グループに分かれて作業を進めている。地歴公民を担当する辻垣晃一教諭(48)は「生徒たちが主体的に資料館オープンに向けた取り組みをするのは初めて。見やすくなった展示で多くの人に須知高の歴史を知ってもらいたい」と話している。