池江選手を応援する大凧を眺める畑さん(左)ら=東近江市小脇町・太郎坊宮[LF]

池江選手を応援する大凧を眺める畑さん(左)ら=東近江市小脇町・太郎坊宮[LF]

 多くのアスリートが必勝祈願に訪れる太郎坊宮(滋賀県東近江市小脇町)の崇敬会の会員たちが、白血病を公表した競泳の池江璃花子選手(18)を励まそうと同市伝統の大凧(おおだこ)を特別に製作している。神社とゆかりのある絵や完治を願う言葉を描いたデザインで、凧の裏には応援メッセージを貼り付ける。24日に同宮で披露する。

 池江選手は今年2月に白血病と診断されたことを公表。現在、競技を離れて治療を続けている。

 凧作りを提案したのは、池江選手の状況を新聞などで知った同会会長の畑重三さん(78)=同市建部日吉町。同宮は勝運の神として親しまれており、祈願に訪れるスポーツ選手も多い。畑さんは「この地域でできる応援は何かないかと考えた時、思いついたのが大凧だった」と話す。

 凧は縦横約2メートル。中心には池江選手の名前を据え、社紋や同宮を守るとされる天狗(てんぐ)の絵をあしらった。完治を祈るという願いをこめて、「完治」「祈」という漢字も大きく書いた。

 24日の同宮の例大祭で、会員らが凧の裏面に「池江さん頑張って!」「絶対治ります」などと応援メッセージが書かれた願い札数十枚を貼り付ける。その後、参集殿に設置する。

 当面の間、展示する予定で、参拝者が新たに励ましの言葉を札に書いて、貼り付けることもできる。畑さんは「多くの方からの思いや太郎坊宮の神様の力が、池江選手がまた元気な姿で戻ってくることにつながってほしい」と願う。