京都大

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 チンパンジー研究の世界的権威で文化功労者である松沢哲郎・元京都大特別教授らが京大霊長類研究所(愛知県犬山市)などに関わる研究資金約5億円を不正支出したとされる問題で、昨年、京大を懲戒解雇された松沢元特別教授が京大に対し、教授としての地位確認を求めた訴訟の第1回口頭弁論が1日、京都地裁(池田知子裁判長)であった。京大側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、2010年に研究が日本学術振興会の補助対象に選ばれ、3年間で計14億円の交付を受けた。実験用に大型ケージ設備などを購入したが、大学側は、業者の赤字補填(ほてん)のために架空契約や二重支出をしたりするなどの不正を行ったと認定。松沢元特別教授は昨年11月に懲戒解雇された。しかし、京大の調査結果は事実認定に誤りがあり、自身の故意または重過失による不正を認定した懲戒解雇は違法で無効だと主張している。

 この問題を巡って、京大は松沢元特別教授のほか同研究所の教授を解雇するなど研究者と事務職員の計6人を懲戒処分にした。