専用アプリ「ことことなび」の画面

専用アプリ「ことことなび」の画面

 滋賀県大津市と京阪ホールディングス、京阪バス、日本ユニシスは29日、大津市と京都市東部で11月1日~12月1日に乗り物の高度サービス「MaaS(マース)」の実証実験を行うと発表した。複数の交通機関の乗車券購入や乗り継ぎ検索などが一括でできる専用アプリ「ことことなび」を配信する。

 住民や観光客の利便性向上が狙い。京阪石坂線と京津線、叡山本線(出町柳-八瀬比叡山口)、京阪バス、江若交通バス、坂本ケーブル、叡山ケーブル、叡山ロープウェイが対象。実験で利用者の動向やニーズを把握する。
 期間中は、比叡山や市街地などを周遊できる1日乗車券を4種類(700~3千円)販売する。利用者はアプリを通してクレジットカード決済で購入し、乗降時にスマートフォンを使って提示する。
 アプリでは、沿線の観光スポットや飲食店など168カ所の情報と75種類のクーポンも提供するほか、QRコードを使ったスタンプラリーを催し、沿線店舗の利用を促す。
 マースは利用者に最適な移動手段や施設利用を提案するシステムの概念。大津市などは国土交通省と経済産業省の先行モデルに選ばれ、約1400万円の補助金を受けて実証実験を行う。自動運転バスとの連動も視野に、来年度中の実用化を目指す。