サクラの隠れた名所として知られる妙顕寺(昨年撮影、同寺提供)[LF]

サクラの隠れた名所として知られる妙顕寺(昨年撮影、同寺提供)[LF]

寺の一室に庭師が制作した石積みと植物のアート作品。環境破壊への風刺を込めた(京都市上京区・妙顕寺)[LF]

寺の一室に庭師が制作した石積みと植物のアート作品。環境破壊への風刺を込めた(京都市上京区・妙顕寺)[LF]

 サクラの隠れた名所妙顕寺(京都市上京区)で、市内の若者や若手職人らが、寺をまるごと美術館にする催しを23日から開く。アート展示や庭園のライトアップを通じ、若い世代が寺と伝統文化に関心を持つきっかけ作りを目指す。

 若者と寺社が連携して上京を盛り上げたいと、同区で生まれ育った会社経営者菅真継さん(32)が企画した。藍染めや能衣装、オートクチュール刺しゅうなどの若手職人ら10人が展示に協力し、サクラ観賞と伝統工芸、アートを一度に楽しめる空間を演出した。

 市内で活躍する庭師の皆川拓哉さん(31)と北澤真さん(31)はカメをモチーフに、石や植物で作り上げた巨大なアート作品を展示。衰弱したカメの鼓動を光で表現し、環境破壊への疑問を投げかけている。

 西陣織の帯をあしらったウエディングドレス、サクラの花が散る軌道を光で表現したアート作品、京繡(きょうぬい)伝統工芸士長艸(ながくさ)敏明さんの着物展示もある。午前10時~午後4時と同後6~8時。拝観料800円。4月15日まで。