前祭の山一番を見せる霰天神山の代表者(2日午前10時19分、京都市中京区・京都市議会議場)

前祭の山一番を見せる霰天神山の代表者(2日午前10時19分、京都市中京区・京都市議会議場)

 祇園祭の巡行順(御旅所拝礼行列)を決める「くじ取り式」が2日、京都市中京区の市議会議場で2年ぶりに行われた。新型コロナウイルスの影響で山鉾巡行は2年連続で中止されるが、伝統を受け継ぐために式を実施した。「山一番」は前祭(さきまつり)(17日)で10年ぶりに霰天神(あられてんじん)山、後祭(あとまつり)(24日)で6年ぶりに役行者(えんのぎょうじゃ)山に決まった。

 くじ取り式は巡行の先陣争いを避けるため、応仁の乱後の1500年に始まった。58年ぶりに山鉾巡行が中止された昨年はくじ取りを行わず、前年の巡行順で各保存会の代表が八坂神社の四条御旅所(下京区)まで歩いた。

 今年も徒歩での巡行を予定するが、2年連続でくじ取り式をしない場合、所作や段取りが正確に伝えられない恐れがあるため、実施を決めた。34の保存会代表者が集まり、長刀鉾など慣例で順番が決まっている「くじ取らず」を除く24基の保存会がくじを引いた。今年は市本庁舎が改修中のため、分庁舎に移転中の議場で行われた。