トラックと正面衝突した乗用車(4月14日、京都市北区)

トラックと正面衝突した乗用車(4月14日、京都市北区)

 京都市北区で4月、乗用車がトラックに衝突して京都産業大の学生ら5人が死傷した事故で、乗用車が同大学自動車部の活動として公道を試走中だったことが2日、関係者への取材で分かった。運転手で同大学2年の男子学生(20)=自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪で起訴=は見学者として部活動に参加していたという。

 京産大は、事故で亡くなった学生の遺族に謝罪した上で、自動車部の処分などを検討していくと伝えた。遺族は京都新聞社の取材に対し、「課外活動中の事故である以上、大学側の管理体制や責任が問われるのではないか」と話した。

 関係者によると、事故当日は自動車部の活動日で、入部希望者を対象にした見学会として公道での試走を行っていた。男子学生は自分の車を見学会に持ち込み、試走には自動車部員の学生3人が同乗していたという。

 京産大の担当者は「重大な事故と受け止めている。全容を解明し、二度と起こらないよう学生に注意喚起を徹底する」と述べた。自動車部が公道で走行していた理由や詳細な状況は調査中としている。

 事故は4月14日夕、京都市北区西賀茂で発生。乗用車が中型トラックと正面衝突して乗用車の後部座席にいた男子学生2人が死亡、3人が重軽傷を負った。乗用車は事故当時、制限速度(時速40キロ)を大幅に超過する94キロで走行し、対向車線にはみ出したとされる。