大山崎町の2019年度一般会計当初予算案は前川町長の公約関連予算を削減した修正案が可決された(同町円明寺・町議会議場)

大山崎町の2019年度一般会計当初予算案は前川町長の公約関連予算を削減した修正案が可決された(同町円明寺・町議会議場)

 22日に開かれた京都府大山崎町議会の3月定例会の最終本会議で、2019年度一般会計当初予算は、野党会派の提出した修正案が可決された。予算決算委員会では原案通り可決されたが、本会議では前川光町長が公約で掲げた、中学校給食を校内で調理する「自校方式」を推進する関連予算が削られ、数的優位な野党会派が押し切った。前川町長が目指していた2020年度中の給食開始はさらに遠のいた。

 修正案に賛成したのは、大山崎クラブ4人、公明党1人、無所属の会1人の計6人。

 修正案を提案した北村吉史町議(大山崎ク)は、2小学校の給食室改修の実施設計業務費600万円は削減しなかったが「国の基準が満たされておらず、食の安全が確保されていない」と批判。前町長が中学校給食で進めてきた、学校とは別の敷地に整備した施設で調理、配送する「センター方式」に触れ、「小中学校を含めてセンター方式で運営する実施設計に改めるべき」と要望した。

 与党会派の共産党3人、のぞみ1人、日本維新の会1人の計5人は修正案に反対した。朝子直美町議(共産)は「自校方式は町民要求を受けたもの。子どもたちにはよりよい方針だ」と述べた。

 本会議終了後、前川町長は「町議の指摘を受け、話し合いの場をきちんと設ける。妥協点を探り合って理解を求めていきたい」と話した。

 この日の本会議では、19年度の一般会計当初予算の修正案に加えて、18年度一般会計補正予算案や、町上下水道事業審議会を立ち上げるための条例制定案など計23議案を可決。前川町長に対する問責決議案も可決され、閉会した。