2年ぶりに実施された船鉾の神面改め(公益財団法人祇園祭船鉾保存会提供)

2年ぶりに実施された船鉾の神面改め(公益財団法人祇園祭船鉾保存会提供)

 祇園祭船鉾保存会(京都市下京区新町通綾小路下ル)は3日、恒例の「神面改め」の儀式を行った。昨年は新型コロナウイルスの影響で実施を見送ったため、2年ぶりにご神体人形に取り付ける新旧の面の無事を確かめた。

 船鉾には、室町時代中期の本面と江戸時代の写し面が伝わる。例年は写し面を神功皇后像に取り付け、本面は役員が持って鉾に乗る。昨年は感染拡大を懸念して神面改めは行わず、今年は関係者だけが非公開で実施した。

 船鉾は町内に比較的居住者が多いことを踏まえ、今年は密集を避けるために鉾建てを行わない方針を決めている。保存会の辻建次代表理事(69)は「おかげさまで今年も無事でした。神事をやることで気持ちが一つになり、町内の結束も強まる。来年に向けてできるご奉仕をしていきたい」と話した。