催事を積極的に企画し、集客を図ってきた「ここ滋賀」。今秋はオーガニック近江米の試験販売を開いた(9月30日、東京・日本橋)

催事を積極的に企画し、集客を図ってきた「ここ滋賀」。今秋はオーガニック近江米の試験販売を開いた(9月30日、東京・日本橋)

 滋賀県が東京・日本橋に開設した情報発信拠点「ここ滋賀」が29日、2周年を迎えた。来館者数は前日までの2年間で105万6千人を超え、目標(85万3500人)達成率は123%と順調だ。一方、売り上げは目標額に届かず苦戦を強いられている。県は「来館者の満足度向上を目指し、リピーターの確保につなげたい」としている。


 来館者数は1年目が約57万7千人、2年目はやや鈍って約47万8千人でいずれも年間目標数に達した。
 県は家賃を含む運営費に年2億1千万円を充て、1階にふなずしや近江牛、地酒など特産品を販売するコーナーやバー、2階にレストランを設けている。
 県は順調な理由として、9月末までに計338回開いた催事の集客効果を挙げる。地域別フェアや料理人による県産食材のPR、信楽焼体験などをほぼ毎日企画し「いつでも滋賀の魅力を体感できる楽しい場づくりが成果につながっている」(県ここ滋賀推進室)とする。
 ただ売り上げは芳しくない。年2億円の目標に対し、昨年度は約1億6千万円にとどまった。2階レストランが伸び悩んでおり、運営事業者は赤字状態という。メニューや価格の見直しで改善を進めている。
 県は直接の売り上げだけでなく、波及効果や県内への観光誘客などを含めた昨年度の経済効果を約5億7500万円と試算しており、今後も商品発掘や催事などに力を入れるとしている。
 2周年記念イベントとして、11月3日には近江牛や地酒などの試食・販売やラジオの公開収録などを実施する。