これまで、京都市は消防力の高さを誇りにしていた。消防局職員が地域できめ細かい活動を行い、政令市の中で人口1万人当たりの火災件数は1・4件と最少、救急車の現場到着時間も6分48秒と最短(ともに20年)となっている。市が財政難を理由に、今後5年間で消防局職員を1割近い150人も削減する方針を示したことに、現場は消防力、防災力が低下すると危機感を募らせる。

 市消防局は「現場対応力は低下させない」と強調する。消防や救急隊員らは現在、3班に分かれて1回24時間の交代勤務に従事しているが、同局はこの3交代制から他都市に多い2交代制への変更を検討している。3週間に1日の頻度で当たる、防火活動や事務作業が中心の「日勤」を無くし、消防、救急業務などに専念することで、消防力を維持しながら、職員の休日数も減らさずに人員削減できるという。だが2交代制になると、消防車に乗車した隊員が翌勤務日は救急車に……