花壇を見ながら、「きれいに咲くと気持ちが良い」と話す増永行廣さん(宇治田原町荒木)

花壇を見ながら、「きれいに咲くと気持ちが良い」と話す増永行廣さん(宇治田原町荒木)

 京都府宇治田原町荒木の国道307号沿いの花壇で、黄色やオレンジ色のマリーゴールドやポーチュラカが咲き誇っている。地元の夫妻が亡き母が手入れしてきた場所に、花壇のほかに切り株のベンチも設置し、新たな憩いの場になりつつある。

 307号沿いで青果店「火の國屋」を営む増永行廣さん(71)、優子さん(68)が手がける。8年前に大分県から移住した優子さんの母奈良英子さんが、リハビリを兼ねて草むしりをしていた場所で、4年前に他界するまで続けていたという。

 住民らが花壇として手入れしたこともあったが、英子さんが亡くなり、再び草が生い茂っていた。そこで行廣さんが「うちで手入れしよう」と、約1年前に花壇を復活させた。

 植えたのはマリーゴールド、ポーチュラカ、センニチコウなど約240株。「除草や水やりが毎日必要で大変」と、カバーで雑草を抑え、水をためるドラム缶も設置するなど管理しやすいように工夫した。休憩しておしゃべりができるよう倒木の切り株も置き、今後、座りやすいよう改良するという。

 行廣さんは「(英子さんは)草むしりをしてから、町の人に声を掛けてもらい楽しそうだった。花壇にしてから、町の人から『おばあさんがきれいにしてたとこやね』と言ってもらえた」と語る。

 花壇ではマリーゴールドが次々と花を咲かせる。ポーチュラカも咲き始め、行き交う町民を楽しませている。