京都大

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 京都大iPS細胞研究財団は6日、大阪市内で整備計画が進む「未来医療国際拠点」に、患者自身の血液からiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作るための専用施設を設置すると発表した。最先端医療に特化した拠点を生かし、再生医療の発展につなげる。

 同拠点は、大阪府や民間企業などでつくる一般財団法人未来医療推進機構が同市の中之島地区に整備し、2024年春の開業を計画している。ゲノム医療や人工知能(AI)などの幅広い技術を活用し、医療分野の国際拠点を目指す。

 財団では、患者自身の血液からiPS細胞を作り、個々の治療に適した細胞に分化させて移植するプロジェクトを進めている。自動培養装置などを用いることで年間約千人分の作製を見込んでいる。

 専用施設は25年4月までに利用を始める予定。計約1800平方メートルで、プロジェクトに関する細胞の培養や保管、品質管理のための機器や作業スペースを確保できるという。利便性の高い立地で、見学者の受け入れも検討する。同財団は「多くの人にiPS細胞に関心を持ってもらえる場にしたい」としている。