日本バレーボール協会は30日、東京五輪女子日本代表12人を発表し、2012年ロンドン五輪銅メダリストで4大会連続出場となる36歳の荒木絵里香(トヨタ車体)らが入った。アタッカーの黒後愛(東レ)、20歳のセッター籾井あき(JT)、アタッカーの石川真佑(東レ)、林琴奈(JT、京都市山科区出身)らは初の五輪に臨む。ミドルブロッカー島村春世(NEC)、アタッカー石井優希(久光)、セッター田代佳奈美(デンソー、栗東市出身)は2大会連続代表。中田久美監督は「世界一小さい日本が屈強な世界各国に勝つためには、技術だけでは及ばない。団結力を最大化するためには、どのような組み合わせがいいか考えた」と説明。「金メダルを目指して頑張りたい」と力強く言った。五輪の1次リーグではケニア、セルビア、ブラジル、韓国、ドミニカ共和国と顔を合わせる。

■名門東レ 若き2人選出

 大津市を拠点とする東レで力を蓄えた2人が、満を持して五輪に挑む。黒後は23歳、石川は21歳の若さ。東レの越谷監督は「代表の自覚を持ちながらも、思い切ってやってほしい」とエールを送る。2人はともに下北沢成徳高(東京都)出身。東レでは、2012年以来となるVリーグ優勝を目指し高めあってきた。昨季は決勝で涙を飲んだが、若手主体のチームを準優勝に導いた。

 鍛え上げた180センチの体から放つパワフルなスパイクが武器の黒後は、東レで主将も経験して視野を広げた。日本代表の中田監督は「スイッチの入ったときの打力や読み、スピードは外国選手に引けを取らない」とエースとして大きな期待を寄せる。

 石川はアタッカーとしては小柄な身長173センチながら、相手の守備を見極めてスパイクを決める冷静さが持ち味。兄で男子エースの祐希(ミラノ)とそろって五輪に出場する。守備から速い展開で攻める日本のスタイルに欠かせないサーブレシーブの技術も高い。

 メダル獲得を目標に自国開催の五輪に挑む2人へ…